消泡剤はなぜ泡を消すのか?

 界面活性剤は水と空気の境界、つまり界面に集まる性質があります。泡ができると、界面活性剤は泡の膜の表面に集まって泡を保持する役割を果たします。ここに消泡剤をスプレーするとどうなるでしょうか?まず、泡の表面に付着した消泡剤は泡の膜の表面に敷き詰められた界面活性剤を押しのけます。さらに消泡剤が引き延ばされ、消泡剤の部分の膜が薄くなり、ついには破れて泡は割れます。これが消泡剤による破泡のメカニズムです。同じメカニズムで新たな泡ができるのを防ぐ効果(抑泡効果)も発揮します。

 アワバスターは界面活性剤を押しのける効果が高く、また引き延ばされやすい性質を持ち、泡に向かってスプレーすると即効で泡を消す効果が発揮されます。消泡剤の多くは工場などで使用される産業用途のもので、その成分は工業用のため食品向けではありません。一方、アワバスターの有効成分に食品添加物を使用しており、野菜や果物に直接触れるものとして最大限に配慮しております。農薬散布時の泡立ちにお困りの方にぜひ使っていただきたい製品です。