農薬の上手な選び方(浸透移行性・浸達性)

皆さんは、どのように薬剤を選んでいますか?

農協の指導員さんから勧められた。仲間から評判を聞いた。新発売の広告が出たので使ってみた。等いろいろあると思います。

農薬取締法上、ラベルに書いてある事項は勿論守らなければなりませんが、書いていない情報もたくさんあります。その中で、是非とも調べて頂きたい情報の1つに浸透移行性、浸達性があります。

一般的に、”浸透移行性”とは根から薬剤を吸い上げる能力。”浸達性”は葉の表から裏などに移行する能力と言われています。この2つの能力に乏しい薬剤は、葉の中に潜ってしまう虫に効果が出にくかったり、散布の際、むらがあると効果が安定しないため、丁寧に散布する必要があります。

一方、浸透移行性・浸達性が高いと言われている薬剤は、水に溶けやすい傾向にあります。そのため、散布剤では植物に取り込まれる前に雨が降ってしまうと流れてしまい効果不足になるリスクがあります。他方、どちらかというと油に近い性質を持っている薬剤は、植物のクチクラ層にしっかり付着し、一度乾けば雨に強いという傾向も見られます。

それぞれ特徴を持った薬剤を、上手に利用していただければと考えています。これらの特徴は、多くは私たちメーカーのウェブサイトに載せていますが、わからなければ、ぜひ直接お問い合わせいただければと思います。